「鉄道の日」に考える【上昇気流】 - 世界日報DIGITAL
きょうは「鉄道の日」。1872年10月14日(旧暦明治5年9月12日)、新橋―横浜間に日本で最初の鉄道が開通したことに由来する それから150余年、さまざまな「旅路」で誰もが鉄道の恩恵に浴している。人生を転換させるきっかけを得た人もおられよう 米国の発明王トーマス・エジソン(1847~1931年)は少年期にミシガン州を走る列車内で売り子をしていた。ある日、列車に轢(ひ)かれそうになった3歳の男児を身の危険も顧みず助けた。その父親は電信技師で、お礼にその技術を教えた。それがきっかけで発明に目覚めた 鉄鋼王アンドリュー・カーネギー(1835~1919年)は13歳で英国のスコットランドから米国に渡った貧しい移民の子だ。ろくに学校にも行けなかったが、独学で電信技術を身に付けペンシルベニア州の鉄道会社に勤めた。働きつつ考えた。鉄路は全米に網の目のように延びる、と。その確信から鉄鋼業を起こし大事業家となった 2人の偉人は名言を残している。エジソン「私は決して失望などしない。なぜなら、どんな失敗も新たな一歩となるからだ」。カーネギー「清く貧しい家庭に育った子供は、裕福な家庭の子供とは違い、かけがえのない宝物を与えられている」 発明王も鉄鋼王も鉄道との出会いを通じて人生の舵(かじ)を大きく切った。鉄道にはそんな〝魔力〟があるのかもしれない。「汽笛一声新橋を」。われわれはどこに向かって走っているのか。鉄道の日に考えてみる。