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チロシンキナーゼ阻害剤による幹細胞様メモリーT細胞の誘導を非臨床で確認 | 京都大学

西川博嘉 医学研究科教授(兼:国立がん研究センター研究所分野長、名古屋大学教授)、奥廣有喜 国立がん研究センター研究所特任研究員らの研究チームは、分子標的薬チロシンキナーゼ阻害薬「ポナチニブ」が、幹細胞様メモリーT細胞(T stem cell memory:TSCM細胞)を誘導し、マウスモデルを用いた実験において、抗腫瘍免疫応答を増強する可能性を示しました。 TSCM細胞は、自己複製能を持ち長期間にわたりがん免疫療法の治療効果(持続的な抗腫瘍免疫応答)を支える重要な免疫細胞として注目されていますが、効率よく誘導する方法は確立されていませんでした。 本研究では、チロシンキナーゼ阻害剤ポナチニブがオフターゲット効果でT細胞のシグナル伝達を安定的かつ持続的に調節することでTSCM細胞の分化を促進し、抗腫瘍免疫応答を高めることを明らかにしました。 本研究成果は、2026年6月4日に、国際学術誌「Nature Communications」に掲載されました。

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