看板広告に品位と抑制を【上昇気流】 - 世界日報DIGITAL
駅の構内や周りには病院の看板広告が多い。その中で最近よく見掛けるのが、インプラント治療を行う歯科医院の広告で、医師の顔写真を大きく出している。小田急線のある駅で見たものは、顔の大きさが1㍍はあるかと思われた インプラント手術は顎の骨に金属製の人工歯根を埋め込むもので、費用も数十万円は下らない。歯科医は口コミによる評判などで選ぶことが多いが、インプラント手術となるとそうはいかない 顔写真は人目を引くというばかりでない。自分の顔を大きく表示するくらいだから、この歯科医は技量に自信があり実績があると捉える人は多いだろう ただ、その駅の看板広告は線路を挟んだプラットホームの向かい側にあって、電車を待つ人に迫ってくるような印象すら与える。芸能人でもない男性の顔が目の前にあるというのは違和感があり、はっきり言って気持ちのいいものではない。広告が逆効果にならなければいいと思うほどである ヨーロッパの街並みが美しいのは、建物の高さやその様式に統一感があるからだ。さらに、日本のように余計な看板などが出ていない 日本は規制が緩い分、看板広告がにぎやかだ。それは活発な経済活動の表れではあるが、街並みに低俗な印象を与え、景観を損ない、公共施設の案内看板などを目立たなくしている。東京の銀座が品位を保っているのは、厳しく規制しているためだ。看板広告にも景観への配慮が必要だ。